旅行知識

マレーシア旅行にビザは必要?種類や申請の方法は?

多様な民族と文化で構成され、独特な雰囲気を持った国・マレーシア。

観光だけでなく、ロングステイやビジネスで訪れる人も多い国です。

魅力たっぷりのマレーシアですが、入国するときにビザは必要でしょうか?

ここではマレーシアでのビザの必要性と手続きについて、詳しくお伝えしています。

※ ビザ(査証)とは…
他国籍の入国希望者を事前の身元審査(書類や面接)によって入国しても問題がないと判断した証書。

マレーシア旅行でビザは必要?

一般的な旅行や渡航であれば、マレーシアへの入国にビザは必要ありません

ただし、次の条件をすべて満たしていることが必要です。

ビザなしで入国できる条件(在マレーシア日本大使館よりまとめ)
  • 目的が観光・業務(商談や会議など)・外交/公用であること。
  • 滞在日数が90日以内であること。
  • パスポートの有効期間が6カ月以上未使用のビザ欄が2ページ以上あること。
  • 出国を証明できるもの(帰りの航空券や控えなど)を所持していること

マレーシアでは観光に限らず、

マレーシア国内で報酬を得ないのであれば商用での入国でもビザなしでOKです。

ビザに関しては非常に大らかな国と言えるでしょう。

ただし、宗教活動、調査研究活動、テレビ・映画撮影等については査証が必要となります。

一方、90日を超える滞在については観光目的でもビザが必要ですから注意しましょう。

なお、以前は妊娠24週(6か月)以上の人はマレーシアに入国できませんでしたが、

2012年より各航空会社の規定に従うように変更されています。

つまり、妊婦でも飛行機に乗れれば入国OKということです。

妊婦の搭乗規程には医師の診断書などが必要なことがありますが、

航空会社によって異なるので問い合わせておきましょう。

ビザの種類はどんなものが?

前項の通り、日本人の一般的な旅行でビザが必要になることはありませんが、

長期の滞在や就労する場合にはビザが必要になります。

ビザの出入国回数については、

  1. シングルエントリー
    3か月間有効で1回の出入国ができる
  2. マルチプルエントリー
    1年間有効で複数回の出入国ができる。
    団体だと申請できない(シングルエントリーのみ)。

の2種類がありますが、ビザの種類によって決まっているので注意しましょう。

マレーシアが発給するビザは次の通りです。

短期滞在ビザ

これが前項で触れた「条件を満たしていれば日本人には不要」となるビザです。

条件に90日以内とあるため、それ以上滞在したければ一度出国する必要がありますが、

これが認めれらているのは1年以内・最長180日までの滞在となります。

トランジットビザ

何度も「ワールド・ベスト・エアポート」に選ばれているクアラルンプール国際空港は、

世界でもトップクラスのハブ空港として有名ですので、

入国しなくてもトランジットのために空港を訪れる人はたくさんいます。

マレーシアでは基本的に「トランジットビザ」は必要ありません

ただし、エアアジア航空のHPにはビザが不要なのは、

「マレーシア国内での国際線乗り継ぎ時間が最長18時間までの搭乗者のみ」

とされています。

トランジットのために18時間を超えて滞在する場合は、

念のため、航空会社に問い合わせることをおすすめします。

就労ビザ

マレーシアで就労するにはビザが必要ですが、目的によって種類(パス)が異なりますので、

適切なものを申請するようにしましょう。

雇用パス(Employment Pass)

2年以上滞在し、就労する人が対象のマルチプル・エントリーのビザです。

マレーシアで最も一般的な就労ビザと言えるでしょう。

給料の月額によってカテゴリーⅠ~Ⅲに分けれらており、雇用期間のほか、

家族帯同やメイド雇用の可否などの違いもあります。

申請するには、

  • マレーシア企業の雇用が決定していること
  • 給与所得が月額5,000RM以上が原則
  • パスポートの有効期間が18カ月以上残っていること

などが条件となっていますので注意しましょう。

一時就労パス(Temporary Employment Visit Pass)

給料を日本で支給されている人が出張や研修などを目的として短期滞在する場合のビザです。

90日以内であればビザなしでも可能ですがシングルエントリーとなるため、

複数回の入出国や長期になる場合はこのビザを取得しましょう。

1年間有効となります。

レジデンス・パス(Residence Pass)

レジデンス・パス申請先 ホームページ
※ 別項参照

エネルギーやパームオイルに関わる産業、電気・電子産業、観光、農業など

政府が進める国家重要経済分野において海外の有能な人材を長期的に確保することが目的のビザで、

前述の雇用パスよりも優遇された点があります。

レジデンス・パスの特長
  • マレーシアで最長10年の就労・滞在ができる。
  • 就労先を変更してもパスの更新をしなくて良い。
  • 配偶者と18歳未満の同伴家族もパスの申請ができる上に、配偶者もこのパスで就労できる。
    ※18歳以上の同伴家族、両親、義理の両親の場合は5年の滞在ビザの申請が可能

ただし、申請には

  • マレーシアで3年以上の就業経験がある
  • 博士号・修士・学士などを持っている

などの条件があり、審査を通らないと取得できません

プロフェッショナル・ビジット・パス(Professional Visit Pass)

マレーシア国外の会社に籍のある人が滞在期間がほぼ決まっているような短期就労を

マレーシア国内で行う場合のビザで、最長1年までの滞在が可能です。

家族の帯同は認められていません。

駐在員の配偶者・子供の滞在ビザ(Dependent Pass)

雇用パスを取得している日本人駐在員は、家族が滞在ビザを取得すれば帯同することができます

ただし、滞在ビザでは就労が認められておらず、有効期間は駐在員の雇用パスと同じとなります。

また、学童期の子どもがマレーシアで通学する場合は、

就学許可(Study Approval)の取得も併せて必要です。

配偶者ビザ

マレーシア人と結婚した人には長期滞在ビザが発給されます。

1年更新となりますが、継続して5年滞在すると永住権の申請も可能になります。

学生ビザ

マレーシアでは90日以内の滞在で前述の条件を満たしていれば、留学でもビザなしでOKです。

ただし、90日を超える場合は学生ビザを取得しなければなりません。

滞在可能日数は1年間ですが、延長手続きをすれば最長2年間となります。

また、週20時間以内であれば就労が認められているので、アルバイトもできます

学生ビザ取得の条件は留学先の学校によって異なりますが、基本的には次の通りです。

学生ビザ取得の基本的条件
  • 18〜35歳のみ申請可能
    (大学の修士号・博士号履修の場合など例外あり)
  • 指定の保険に加入

なお、学生ビザの発給には時間がかかるため、

留学希望時期から約3ヶ月前には手続きを始めることをおすすめします。

MM2Hビザ(マレーシア・マイ・セカンドホーム・ビザ)

マレーシアでセカンドライフを楽しむ人など、長期滞在者向けのビザです。

50歳以上だと条件が緩和されることもあり、シニア層に人気があります。

最長10年間(更新可能)の滞在が可能な上に働くことができ(条件あり)、

出入国が何度でもできるマルチプル・エントリーです。

MM2Hビザ申請先 ホームページ
※ 別項参照

ただし、大量の提出書類を英訳しなければならないなど、個人で行うには難しい面もあるので、

代行業者に依頼する方が安心かつ迅速に手続きを進められると思います。

ただし、マレーシア政府認可の免許を持つ代理店経由での申請となるので、注意してください。

政府認可の代理店リストはMM2Hの公式サイトで確認できます。

認可代理店リスト

なお申請にあたっては、次のように滞在者に経済的な問題のないことが条件となっています。

MM2Hビザ申請の経済的条件
  • 50歳未満の人
    50万RM以上の財産証明と月額1万RM以上の収入証明。
    仮承認後に、そのうちの30万RMをマレーシアの金融機関に定期預金すること。
  • 50歳以上の人
    35万RM以上の財産証明と月額1万RM以上の収入証明又は年金証明。
    仮承認後、収入証明の場合はそのうちの15万RMをマレーシアの金融機関に定期預金する。

財産証明は預金、有価証券等 流動資産の合計となりますが、

この金額を日本円に換算すると50歳未満で約1,400万円、50歳以上で約980万円になります。

また、費用として

  • 移民局関連費用(ビザ代90RM×パスポート残存年数+シングルエントリー・ビザ500RM)
  • 健康診断料(32~85RM程度)
  • 医療保険料(60歳未満のみ。1人当り320~1,100RM程度)

が最低でもかかります。

代行業者に依頼する場合は20万円前後の手数料がかかることが多いですが、

単身でも夫婦2人でも料金は変わらないのが一般的です。

なお、MM2Hビザは申請から発給まで3~4か月ほどかかるので、早めに準備しましょう。

申請先と申請方法

それでは、具体的なビザ申請の方法について紹介していきましょう。

日本人の場合、ビザ代金そのものは無料であることが多いです。

ただし、一部のビザや種類を変更するときなどに費用がかかることがあるので注意しましょう。

また、ビザ申請は本人または代理人が大使館で行うだけでなく、

種類によって申請先や申請者が本人以外となるもの、オンライン申請のみ受け付けるものもあります。

なお、領事館では行っておらず、大使館でも即日発給ではないため、

東京近郊以外の人は代理業者に依頼することをおすすめします。

変更もしばしば見られますので、詳細は各機関に確認した方が良いでしょう。

ビザに関する主な問い合わせ先
  • 在日マレーシア大使館ホームページ
    東京都渋谷区南平台町20-16
    Tel. 03-3476-3840
  • 在福岡マレーシア名誉総領事館
    福岡市南区野間1-10-13-401
    Tel. 092-554-3620
  • マレーシア移民局ホームページ
  • マレーシア政府観光局ホームページ

なお、ビザ申請書はダウンロードできるので記入して持参すると良いでしょう。

ビザ申請書(マレーシア移民局)ダウンロード

また、申請に必要な書類はビザの種類によって様々です。

主なビザについて下記にまとめましたので、参考にしつつ書類を揃えておくと良いでしょう。

《 ビザ申請に必要な書類 》
ビザの種類 必要な書類申請の流れ
雇用パスビザ申請書 2部
雇用契約書
パスポート写真2枚
(白黒不可、3ヶ月以内)
パスポート原本
パスポートコピー(全ページ)
最終学歴の英文卒業証明書
現地受入会社がマレーシア
入国管理局で許可証を
取得するのが原則。
その後、本人または代理人が
日本のマレーシア大使館で
入国ビザを取得する。
マレーシア入国後に
入国管理局で
パス発給の手続きを行うと、
パスポートにパスが貼られる。
一時就労パスビザ申請書
パスポート
パスポート写真
(白黒不可、3ヶ月以内)
英文職歴証明書及び履歴書
法人登記証明書
最終学歴の英文卒業証明書
プロフェッショナル
・ビジット・パス
申請理由書
パスポート原本
パスポート写真
(白黒不可、3ヶ月以内)
マレーシア国内の保証人による保証書
マレーシアでの活動予定表
駐在員の配偶者・子供
の滞在ビザ

ビザ申請書
パスポート原本
パスポート写真
(白黒不可。3ヶ月以内に撮影されたもの。)
レジデンス・パス内容によって異なる。
(TalentCorp Malaysiaにて確認)
TalentCorp Malaysiaでの
オンライン申請
(欄外※1参照)
学生ビザ
【学校に提出するもの】
パスポートコピー(全ページ)
パスポート写真1枚
卒業高校の英文成績証明書
及び卒業証明書
健康診断結果
【大使館でのビザ取得に必要なもの】
パスポート原本
パスポートのコピー
パスポート写真
往復航空券(または片道)
大使館宛学生ビザ承認レター原本
留学先の学校がマレーシア教育省に
申請すると、学生ビザ承認レターが
手元に届くので、これと必要書類を
持って本人または代理人が
マレーシア大使館で入国時に
必要となるシングルエントリー
・ビザを申請する。
入国後2週間以内に
マレーシア教育省が
移民局に留学者の
パスポートを提出、
6〜8週間後に移民局で
学生ビザを取得する。
MM2Hビザ
【申請時の書類(個人の場合)】
カバーレター
代表者の経歴書
MM2H申請用紙
IM12フォーム原本1部・コピー2部
パスポート写真4枚
パスポート全ページコピー
健康に関する自己申告書
結婚証明書(配偶者が同行する場合)
出生証明書
(21歳未満の独身の子供が同行する場合)
財務に関する書類
(過去3ヶ月分の残高証明
/証券会社発行の評価額記載の持株リスト)
チェックリスト
財務書類に関する開示承諾書
無犯罪証明書
(MM2H申請書を持参の上、
警視庁・警察庁などで発行手続き)
在籍確認承諾書
(申告した勤務先や給与額が
正当であるという宣誓書)
【入国後の出張所提出書類】
銀行の定期預金証明書と口座開示承諾書
医療保険証書
(加入不可の人は保険会社からの手紙)
健康診断書
セキュリティボンド(代表者分)
必要書類を
マレーシア・マイ・
セカンドホームセンターへ提出。
(欄外※2参照)
審査を通過すると仮承認書が
発行されるので、マレーシア
入国後に口座の開設などを行い、
必要書類をMM2Hセンター
出張所に提出。

※各種英文証明書か必要
かつ手続きも複雑なので、
代行業者に委託する方が確実。

※1 TalentCorp Malaysia オンライン申請先

※2 マレーシア・マイ・セカンドホームセンター(MM2H)提出先

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